『瞑想』と聞くと、
スピリチュアル?
宗〇?
なんかこわい
ということ感じる方多いと思います。
ですがやってみるとびっくり。
そういうものではないということに気付きます。
いろいろな効用がある『瞑想』
しかも意外とお手軽で、1分もあれば十分に効果が期待できます。
ポイントは以下3つ
それでは一つずつ解説していきます。
心と頭を3S(整理・整頓・清掃)して整える
年とともに集中することが難しくなっていく今日この頃
集中力は、私としては
『物事に没頭する深さ』
『物事に没頭する時間』
の2つと思っています。
『深さ』については年とともに、深くなっていくことができる方が
ほとんどと思います。
『時間』については、年とともに短くなっていくと感じています。
20代のころは集中すると、気付いたらあっという間に2時間なんて
ざらにあったと思います。
40代になった今、ふと気付くと、1時間も経ってない。
下手したら15分なんてこともあります。
若い頃よりいろいろなことを考えながら、仕事をすることもあり
ある意味ではしょうがないことではあると思いますが、
もう少し長く集中できれば、より生産性が向上するのに
と思ってしまいます。
では何が集中力を持続させなくしているのでしょうか。
一言でいうと
『雑念』が邪魔をしている
からです。
年を取っていくと、自分の身の回りの人たち
妻、子供、親、上司、部下、同僚などの
幅がどんどん広くなっていき、
自分にとって影響を与えていきます。
そしてそれぞれの思いを叶えるために、
考えながら行動していると思います。
それは脳の中でマルチタスクをしている状態と考えています。
その『雑念』をコントロールする。
このツールが『瞑想』となります。
『雑念』は悪いものではありません。
これがないとせっかく長年培ってきた
思慮に欠けてしまいます。
ただしコントロールしないと、生産性を上げられません。
瞑想の効用
瞑想した後、
『頭の中のもやもやが整理・整頓・清掃されスッキリする』
これが得られます。
そして以下のような効用が実感できました。
- ストレスが激減する
- 心が落ち着く
- 集中する『時間』が長くなる
- 集中する『深さ』がより深まる
- 洞察力、創造力、直観力などの調子のよい時の頭の状態が長持ちする
イメージだと、机などの身の回りを整えると、スッキリ仕事ができるようになる。
あの感覚に近いです。
頭の中がリフレッシュすることで、ロジックが組み立てられやすくなります。
集中、創造、直感などの調子よい時の状態が実現できます。
私の勤めている会社は製造業で、入社したての時
5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)
を叩き込まれましたが、
まさにその最初の3S(整理・整頓・清掃)を
頭の中で実施する感じです。
そういうことって1日に何回やっても、短時間でも
できますよね。
頭の中も同じで、一日に何回やっても、短時間でも
できて効果を感じ取れます。
短時間で効果あり 1日何回でも
瞑想する時間
短い時で30秒、長い時で10分程度です。
お寺で修行している人って、数時間やってるじゃない
と思われる方多いと思いますが、
それは自己を見つめるなどの『悟り』の境地です。
それが必要な方は、それなりの訓練が必要ですが、
普通の人って、頭や心がリフレッシュできればOKですよね。
それはこの程度の時間で十分です。
すごいお手軽感出てきましたよね。
そうなんです。
堅苦しく考える必要はないのです。
瞑想する回数
何度でもOKです。
ルーティーンで時間をとってやるのも良し。
今スッキリしたいなと思った瞬間
やるのもよし。
私はどちらもですが、
通勤電車の5分くらいを使って、1日の最初に
瞑想します。
会社では
『手を洗っているとき』
『ちょっとした休憩時間』
にも瞑想をしています。
実際には本を読んでいるときも、
瞑想状態になっていると思います。
読み終わるとなんだか頭がすっきりして、
いろいろな発想が頭に浮かんでくるときもあります。
そういう意味でいうと、私の場合は1日で
会社に行く電車の中で1回
会社で手を洗うとき4回
会社の帰りの電車で1回(読書)
家でヨガしているとき1回
といった感じでこまめに実施しています。
ポイントは『今、ここに』意識を向けること
瞑想のやり方
結構どんな時でも瞑想はできちゃいますが、
ここでは代表的な方法をご説明します。
姿勢
座った状態で背筋をまっすぐに伸ばします。
顎をほんの少しだけ引いて肩の力を抜きます。
座る状態は椅子でも、正座でも、あぐらでも何でも構いませんが、
できることなら腰の骨盤でしっかり上体を支えている体勢が良いです。
もちろんバリエーションは多岐にわたっていて、
寝る前に寝転がりながら瞑想する人もいれば、
歩いているときに瞑想する人もいます。
呼吸
無理にコントロールしようとしないでください。
自然に腹式呼吸です。
腹式呼吸とは、すった息を肺にためるのではなく
おなかにためる感じです。
息をしたときおなかが膨らむようにできればよいです。
鼻で呼吸しましょう。
慣れてくると30秒で1呼吸できるようになります。
吸う、吐くの最後に息が止まっている状態が数秒できると、
無理なく呼吸ができていると思います。
呼吸が浅い場合は、今雑念だらけなんだ
とか
心が乱れているんだ
ということを教えてくれていますので、
そういうときも
それを大事に感じてください。
目と腕
目は閉じたほうが瞑想しやすいと思いますが、
人それぞれです。
ただし何か対象物を見る意識は
できるだけしないほうが良いです。
腕は楽な感じなら何でもよいと思います。
頭の中
基本的に何も考えません。
何もしようとしません。
何もせず、今その瞬間を感じるという感覚です。
つまり誰にも何にも、この今この瞬間を邪魔されない。
この今は自分が、ここに存在することを感じるための行動。
と解釈しています。
これって結構難しいですよね。
すぐに何か頭に浮かんで、
それを考えてしまいます。
それって普通のことなので気にしないでください。
そもそも雑念がなければ、瞑想なんて必要ないので。
無理に雑念を払おうとはしないでください。
そうすると結局、今この瞬間を感じることが遠のいていきます。
私の場合は雑念が出てきたら、
すげーわ俺って雑念だらけ。
こんなこともあんなことも浮かんできちゃうよ。
なんて思います。
そう思っていると自然にそれ以上のことは
頭に浮かんでこなくなります。
人それぞれでどういう風に臨むかは異なると思いますので、
自分なりの方法を見つけてみてください。
感覚
うまく瞑想ができてくると
自分の中と外の違い
周りと一体になっている自分
なんかが感じられると思います。
なかなか難しいという方は
まずは
自分の呼吸
に意識を向けてやってみてください。
少し呼吸をコントロールしてしまうかもしれませんが、
自然に呼吸できるようになるという意識を
持っているといい感じになれます。
それでもできない場合は、
周りの音
に意識を向けてみてください。
いろいろな音が聞こえると思います。
自分の中の音、
外の音
それらの音を、
何の音なのかな
という意識ではなく
音がある
という認識だけでいてください。
自分の周りはこういうものがある。
と認識できはじめると、次第に
周りと一体となることができると思います。
瞑想を終えた時
だんだんと頭の中が整理され、スッキリした自分を
感じられると思います。
何かすとんと落ち着いたような、
地に足がついたような
そんな感覚がとても心地よいと思います。
そしてそこからゆっくりでいいので、
整理された中から取り出し、
考えてみるといいと思います。
瞑想する前より、落ち着いて
物事を見られるようになっている
自分に気付くはずです。
おすすめの瞑想環境と時間
瞑想はどこでもいつでもできますが、
できれば
静かな場所で
10分程度
やるととても良い状態でいられます。
なかなか10分を瞑想にとることって
難しいと思いますが、
とってみると新しい自分を手に入れられると思います。
ぜひ活用してみてください。