時短+効果的な家事を目指している共家事パパです。
男の料理といえば、必ず初めのほうに上がってくるのがパスタです。
簡単な味付けと茹でればいいだけ、そして何よりも炭水化物が取れておいしい。
とってもお手頃ですよね。
その中でも『ペペロンチーノ』に代表されるニンニクオイル系パスタは、
パスタが好きでない男性の方でも、がっつり系で好きな方多いのではないでしょうか。
ただお店で食べると、
なんだか味気ない。。。
もっとこう、がっつりがいいんだよな。。。
おしゃれ感なんていらない!
という方多いのではないでしょうか
また旦那さんがペペロンチーノ好きなんだけど、
私は嫌いで味付けがわからないという
奥様もご参考にしていただければ幸いです。
子供も大好き、基本のオイル系パスタの作り方をご紹介します。
がっつりポイントは以下です。
では一つずつ説明していきます。
にんにくを香りだたせる
慌てるべからず
がっつり系の一つ目はニンニクです。
ニンニク嫌いな男性ってなかなかいないと思います。
そのものとしては食べなくても、スパイスには欠かせませんよね。
オイル系パスタはニンニクの香りがあって食欲をそそられます。
そして口の中に含んだ瞬間、ニンニクの少し焦げた香ばしさと、
うまみがあいまってどんどん食べてしまう。
そんなパスタ最高ですよね。
おなかがすいた時って、どうしても料理を早くやりがちです。
特にパスタなんて、ささっと作って食べれる代表なので慌てるお気持ちよくわかります。
ただし香りだたせるためには多少の時間が必要。
まずは慌てないと心の中で唱えて、調理スタートです。
ニンニクをつぶす
まずはニンニクひとかけ入れます。
写真は大きめですね。
ガッツリニンニク好きな方は量を調整してください。
写真のような形で包丁で下のほうを切ってニンニクの皮をむくと、
簡単に剥けます。
ニンニクを刻む前に、包丁の腹などでつぶしましょう。
香り立ちが増します。
ある程度の薄さにスライスする方法が一般的ですが、
これは見た目重視です。
香り+楽 重視はつぶします。
粗々みじん切りにする
みじん切りにする必要はなく、
粗みじんよりさらに粗い、
粗々みじんでOKです。
写真のような感じです。
ある程度たっぷり目のオリーブオイルを入れる
一般的な男性は1人前、150~200gのパスタを食べてしまうと思います。
その量だと、オリーブオイル大さじ2杯入れてOKです。
サラダ油でもできますが、オリーブオイルのほうが格段にコクが出ます。
一般的なオリーブオイルでOKです。
フライパンに直接入れてください。
フライパンはある程度大きい、できれば深めのフライパンが良いです。
理由は後述します。
弱火~中火で炒める
少し焼き色がついて、食欲をそそる香りが出たらOKです。
中火にはせずに弱火と中火の間です。
ここが最大に慌てないポイントです。
ここで慌てて香りだたせないと、香りによるうまみ+味のうまみ
8割減です。
お好みで鷹の爪 アンチョビを投入
お好みの量で鷹の爪を入れてください。
私は3つ程度ある程度の大きさに切り、落ちた種は入れないです。
種を入れると唐辛子の辛味が増しますので、お好みでどうぞ。
唐辛子自体はオリーブオイルと合わさると、独特のうまみを醸し出します。
アンチョビもあれば適当に切って投入すると、うまみが4割増しです。
火加減は弱火~中火を保ってください。
鷹の爪はすぐに焦げますので、火加減と時間に注意が必要です。
またアンチョビははねますので、蓋をするとよいと思います。
ベーコンなど肉類を入れたい方はこのタイミングで入れます。
キャベツなどのお野菜を入れたい方は、
これらが炒め終わったら入れて炒めてください。
今回はウインナーを入れました。
とにかく乳化させる
乳化させる
乳化というのは水と油の様に、本来混ざり合わないものが混ざり合うことです。
混ざるということですので、溶けるとは違います。
ただし溶けていると見えるくらいなじませることが大切です。
乳化させると
- ソースにとろみをつけ、パスタとソースを絡ませる
- 口当たりが滑らかになる
この二つがうまみとがっつりを手助けしてくれます。
逆におしゃれ系パスタはこれをあえてせず、さっぱりヘルシーさを出しています。
パスタの小麦の味と、ニンニクと塩分を基調とした味が別々に感じたら、
それは乳化していないこととなります。
パスタでいう乳化とは、
パスタの中の小麦成分がソースに染み出てきて、
それがオリーブオイルやニンニク、鷹の爪、アンチョビ、水、調味料などと
混ざることです。これにより濃厚な味とうまみが出ます。
この乳化をさせるために以下のポイントが大切です。
鷹の爪、アンチョビなどの入れるものはしっかり油になじませる
鷹の爪、アンチョビなどもしっかり油となじませないと、乳化せず味が分離します。
鷹の爪も乳化すると、単体でおいしくなりますよ。
あまり意識することなく、ニンニクの様に火を通せばOK
お店に出てくるようなきれいな赤色ではなく、
少し焦げたような写真の色が良いです。
乳化の方法『リゾッタータ』
通常はパスタを茹で、ゆで汁からパスタを上げ、ソースに絡ませますが、
乳化させるための簡単な方法は、一つの鍋でゆでながらパスタを作っちゃう方法です。
これをリゾッタータといいます。
ただしパスタの製法によって少々作り方を変えます。
- テフロンダイス製法 つるつる麵 マ・マーのパスタなど
- ブロンズダイス製法 ザラザラ麺 ディチェコなど
①テフロンダイス製法
よくスーパーに売っている日本製のパスタです。
マ・マーやオーマイ、ポポロなどです。
海外製で有名なのはバリラなどです。
パスタを触ってみるとつるつるしています。
パスタを押し出す金型がテフロンコーティングされており、それが麺の表面に
転写されるため、つるつるの面になります。
②ブロンズダイス製法
ディチェコを代表としたイタリアのパスタに多くあるものです。
表面がざらざらしてソースとよく絡みます。おいしそうに見えます。
パスタを押し出す金型がブロンズそのもので、それが麺の表面に
転写されるため、ザラザラの面になります。
乳化させるには
①は100%リゾッタータの作り方です。
②は60%リゾッタータの作り方です。
①のほうが
- 手に入りやすい
- 比較的安価
- ②に比べて手数が少ない
ということで①を主に説明していきます。
もちろんディチェコ大好きの人もいると思いますので、
②の方法も説明します。
私もたまにディチェコなどを買って、少しリッチなパスタを楽しみます。
ニンニクなどを熱したフライパンに水を入れる
一つの鍋で茹でながら調理してしまうので、少々大きな鍋が必要です。
水の量は茹で時間で調整すればよいので、正確を求める必要はありません。
例としてマ・マー5分茹でのパスタ100gであれば、400㏄弱の水(カップ2杯弱の水)
を入れてください。
パスタの種類にもよりますが、リゾッタータはおおむねメーカーの推奨茹で時間で
アルデンテ近くなります。私は5分茹でであれば、5分以上は確実に茹でます。
その時間茹でられる水を追加で入れてください。
足りなくなったら追加していけばいいだけの話です。
フライパンで熱してますのですぐ沸騰します。
塩を入れる
塩はいろいろな意味があるとされていますが、
主な働きはパスタ自体に味をつけることです。
パスタはグルテンを多く含みますので、グルタミン酸といううまみは
ありますが、グルタミン酸だけでは味は付きません。
100gのパスタに塩2.5つまみ(ひとつまみ0.5g)を目安に入れてください。
男性の方は『つまみ』というのはどの指で?
という方多いと思いますが、
親指と人差し指と中指でつまむのが
ひとつまみです。
アンチョビやベーコンなどの塩気のある食材を使われる方は、
塩加減を調整してください。
パスタを入れる
お湯が沸騰したらパスタを入れます。
バラっと入れてもいいのですが、パスタがすべてお湯につからず
茹で加減が均一にならないと思いますので、
写真のように少し押し込みながら入れると、
パスタがほぼお湯につかります。
パスタを入れたら30秒に1回程度混ぜ合わせてください。
混ぜることで均一に乳化させます。
ブロンズダイス製法のパスタの場合
ブロンズダイス製法の場合は、上記の方法をすると、パスタの中のグルテンが
溶けだしすぎてしつこすぎてしまいます。
パスタを通常の様にスープと別々に茹でるのですが、
ゆであがる時間の4分前にあげてください。
そしてあとはリゾッタータをするのですが、
水は200mlくらい
塩は入れない
で試してみてください。
鶏がらスープの素を入れる
パスタ茹で時間の3分の1の時間が経過したところで、
鶏がらスープを入れます。
大体大さじ2杯くらいです。
これはつまりグルタミン酸を添加して、
パスタのグルタミン酸と相まってうまみが倍増すること。
鶏の風味がをつけてニンニクの風味と合わさることにより
食欲をそそることです。
同じグルタミン酸の『味の素』でもうまみは出ますが、
ガツンとした食欲をそそる感じが出せませんので、
鶏がらスープの素をお勧めします。
顆粒タイプを私は使いますが、
固形タイプでもOKです。
ちょっとこってり過ぎという方は、
コンソメスープのもとをお勧めです。
少しスッキリした風味となります。
好みですが私はさわやかな風味を足したいため、
乾燥オレガノを半振り程度かけます。
複雑味も出て、がっつり系でありながら、
さわやかな風が口の中を流れます。
水気がなくなったら
茹で時間終了付近になると、水気がなくなり始めて
ジュワジュワ音がし始めます。
この時から鍋を振ったり、トングや箸などで混ぜ合わせて続けてください。
乳化を促進させるポイントです。
パスタ表面がつやつやして、
ソースをまとった状態となっていきます。
とてもおいしそうになります。
ジュワジュワから若干ぱちぱち音の手前まできたら、
出来上がりです。
自由にお皿に盛りつけてください。
このように面がキラキラした感じを目指してください。
食べましょう!
お口に入れたとたんに、ニンニクとわずかな鶏の風味が口の中に充満します。
そしてとてつもなく大きなうまみと
そのあとにうま辛味が波のように押し寄せ、
お口の中が天国モード突入です。
ペペロンチーノサーフィンの時間です。
とにかく最高です。
味変はやはり、パルメザンチーズです。
少しまろやかになって、チーズのうまみが足されて
これも最高です。
一度お試しいただければ幸いです。
お片付け
気を抜かないで!そのままでは奥様に怒られます
リゾッタータをしてジュワジュワ、ぱちぱちいわせた場合、コンロは
大変です。
油まみれです。
これ奥様に一番嫌われるやつです。
『男って料理するのはいいけど、あとのこと何にも考えてないのよね~』
なんて言われないように
掃除してください!
掃除方法は以前の記事を参考にお願いします。
以前の記事はこちら
ではよいパスタライフを